インプラント治療について | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
歯科インプラント治療とは インプラントとは、失われた歯のかわりに顎(あご)の骨の中に埋め込む人工歯根のことです。ここでは、インプラントが必要となるケースについて、また欠損歯治療においてインプラントをお薦めする理由を解説します。 |
歯科インプラント治療のバリエーション インプラントは、虫歯がひどく抜歯しなければならない場合、外傷などで歯が欠けてしまった場合、以前から使用している入れ歯が合わなくなった場合、歯の欠損が奥歯であったり、数本にわたる場合でブリッジができない場合などに有効です。また、歯が1本欠けた状態から、1本も歯がない状態まで治療のバリエーションは様々です。 |
歯を1本だけ失った場合に対して行ったインプラント
|
|
|
|
治療前
|
インプラント施行
|
治療後
|
40代後半の男性の方で、乳歯のまま残った前歯の欠損に対して行ったインプラント治療です。乳歯は永久歯と比べて強度も弱いため虫歯になりやすく、根も短いため抜けやすいと言えます。この方も、40半ばを超え、いよいよその歯がグラグラしてきたので、抜歯が必要な状態となりました。 |
|
|
インプラントが必要となる場合(歯の構造を中心に) |
歯は「目で見える頭の部分(歯冠部)」と「歯茎に埋まっている根の部分(歯根部)」から成っています。歯冠部を失っても、歯根部に問題がなければ、図のように歯根に支台部をたて、冠を装着できるのでインプラントを行う必要はありません。つまり、歯の歯根部まで失われた場合に、インプラントが必要となるのです。歯を失う理由は、外傷、虫歯、歯周病があげられます。 |
|
|
|
|||
|
|
|
|||
|
|
|
歯の欠損を放置しておくと・・・ |
|
|
ですから、歯が欠損してしまったら、そのままにせず代わりになるものを入れる必要があります。欠損歯の治療は、従来から行われているブリッジ、入れ歯、そして現在ではインプラントという選択肢があります。 |
歯の喪失に用いられる治療法(各々の治療法には長所・短所) |
ここでは、「インプラント」、「ブリッジ」、「入れ歯」の比較を掲載しました。納得して治療が受けられるよう、それぞれの治療法の長所・短所をご理解頂けたらと思います。 |
|
|
|
||||||||||||||||||
療 法 |
|
|
|
|||||||||||||||||
所 |
|
|
|
|||||||||||||||||
所 |
|
|
|
|||||||||||||||||
療 費 用 |
|
|
|
|||||||||||||||||
インプラント
|
ブリッジ
|
入れ歯
|
インプラントを推奨する3つの理由
|
(1)インプラントは、他の健康な歯を削らないで済む 歯の欠損治療において、従来はブリッジを第一選択としていました。ブリッジは、欠損した部位の両どなりの健康な歯を削るという欠点があります。健康な歯を削ると、その健康な歯の寿命も縮めてしまいます。インプラントは、歯根部を新たに形成するため、両どなりの健康な歯を削る必要はありません。 |
(2)インプラントは、自然歯と同様に噛む力を回復できる ブリッジや入れ歯を施行したところは、相対的に噛む力が弱まります。噛む力が弱まる部位が生じると、他の健康な歯に大きな負担がかかってしまいます。一部に噛む力が集中したり、噛み合わせが崩れたりすると、他の健康な歯の寿命が縮まってしまうのです。インプラントは自分の歯と同様、その部位でしっかりと物を噛むことができます。 |
(3)インプラントは、歯槽骨の骨吸収を防ぐ 歯を失うと、歯根部を支えていた顎の骨は徐々に吸収され歯茎が萎縮してきます。治療としてこれまで行われてきたブリッジや入れ歯では、歯根部を形成できないので、骨量の減少を防ぐことはできません。一方、インプラントは、ブリッジや入れ歯と違い、顎(あご)の骨に人工歯根を埋め込み、しっかりとした歯根部を形成できるため、骨量の吸収を防ぐことが可能です。 |
歯を失った部位にインプラントを行うことは、残っている歯の寿命を延ばすことにもつながるのです。これが、専門医がインプラントを推奨する理由です。
|
インプラントの治療案内
|
|