インプラント骨再生誘導法(GBR法) | ||||||||||||||||||
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インプラントを埋入するためには十分な骨が必要となります。具体的には埋入するインプラントのたかさ(最低10mm)以上の骨と、インプラントの周囲に1mm以上の骨が必要になります。インプラントを埋入するために必要な骨を再生させる方法がGBR法です。ここでは、「インプラント埋入と同時に行うGBR法」と「インプラント埋入前に行うGBR法」を解説します。 |
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インプラントを埋入するにあたり、僅かに骨幅が不足している場合に行う方法です。
正常な歯周組織は歯根の周囲を歯根膜が覆っています。 (1)歯槽骨(しそうこつ) (2)歯肉(はにく) (3)歯根(しこん) (4)歯冠(しかん) |
※骨の中に入るべきインプラントの表面が露出しています。 歯を失って歯槽骨が吸収している状態でインプラントを埋入しても周囲に充分な骨が存在しなくては成功しません。そのため、GBR法を用います。 |
※人工膜を使用すると膜の内側で骨が再生し、骨の表面が露出しなくなります。 このように歯肉の中に人工膜を使用し膜の内側で骨が再生するのを3〜6ヶ月間待ちます。 |
インプラントの周囲に骨が再生され冠を作成できます。 |
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インプラントを埋入するために大幅に骨が不足している場合に、骨移植(Bone graft)を伴うことの多い方法です。
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正常な歯周組織は歯根の周囲を歯槽骨が覆っています。 |
※この状態では、骨の中に入るべきインプラントの表面が大きく露出しインプラントの埋入が不可能です。インプラントを埋入しようとしても骨量が不足しているため、インプラントを埋入できません。 |
歯槽骨が吸収した部分に移植骨のブロックをピンで固定し、周囲の隙間には小さい骨を詰めます。この移植骨を固定するピンはインプラントと同じチタン性です。 |
骨移植後4〜8ヶ月間、骨が再生するのを待ちます。移植骨を固定するために用いたピンを再生後に除去してインプラントを埋入します。 |
通常通り6週〜12週後に土台(アバットメント)を装着し仮歯で噛むことができます。 |
インプラントの治療案内 |
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