上顎(じょうがく)のインプラント | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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インプラントを埋入するためには、骨の高さ、幅が必要となります。上顎は下顎と異なり上顎洞(じょうがくどう)が存在するため、60〜70%の方はインプラントを埋入する高さ(10mm)が不足しています。そのため骨を増大させてインプラントを埋入する必要があります。 |
上顎洞は、サイナスと呼ばれ、空洞になっている上顎の奥歯の部分を示します。歯槽骨は、基本的に歯を支えるための骨です。したがって、歯を失うと歯槽骨の仕事がなくなるため、骨は吸収しやすくなります。歯槽骨が吸収するとインプラント治療が困難になります。そこで、ソケットリフトを当院でも行っています。
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上顎洞までの骨の高さが不足しているため、専用の器具(オステオトーム)を用いて、上顎洞を押し上げてる方法です。
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前歯が揃っているときの上顎洞 |
歯を失うと歯槽骨の吸収が進行します。上顎洞の拡大も進行する可能性があります。 |
歯槽骨の骨量が少なくなるとインプラントが上顎洞に突き出してしまうため、埋入できません。 |
専用の器具(オステオトーム)を利用して、上顎洞を押し上げます。 |
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上顎洞が押し上げれることでインプラントが埋入できるようになります。 |
12週間後には、歯を装着できます。 |
骨の高さが5mm以上の場合 | 1回のソケットリフト法で、インプラントが埋入できます。ソケットリフトと同時にインプラントの埋入を行います。 |
骨の高さが5mm未満の場合 | 1回目のソケットリフトを行い、インプラントを埋入せず、3〜4ヶ月の間治療を待って、2回目のソケットリフトと同時にインプラントの埋入を行います。 |
骨の高さが著しく低く、 かつ広範囲の場合 |
サイナスリフト法で上顎洞を挙上してインプラント埋入を行います。ただし、ソケットリフトと比較して、骨への侵襲が大きい、骨の補足材が多量に必要、また2次手術までの期間が長いなどの問題があります。 |
インプラントの治療案内
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